皆さんいかがお過ごしですか?夢案山子です、それでは今回も夢案山子のMTG考察は~じま~るよ~。

というわけで第16回はグランプリ神戸を前に、
主にスタンダードの処理が難しい能力や手順に付いて触れていこうと思います。




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1.変異・大変異
タルキールブロックキーワード能力ですね。
他の能力との違いは秘匿情報を公開する性質上特別な処理に分類されています。
表向いた時の能力はスタックに乗って処理されますが、変異・大変異ともに表向く事を妨害できず、
大変異に至っては+1/+1カウンターを置くところまでが処理内に含まれている為、
強化され終わった後まで手が出せませんのでご注意を。

 


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2.探査
こちらもタルキールブロックのキーワード能力ですね。
この能力は探査能力を持つ呪文の総マナコストの内不特定マナの部分をマナを支払うのではなく、
墓地にあるカードを追放する事で支払ってもよいという能力です。
従って何らかの効果により総マナコストが増えた場合(《氷瀑の執政》や《僧院の包囲》の能力等)、この能力を使って支払う事ができます。
ただしコストに対しての能力の為、《計算された放逐》や《シルムガルの嘲笑》のドラゴン非公開の時の能力は追加コストではないので適用できませんのでご注意を。



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3.反復
タルキールブロックのキーワード能力です。
この能力は反復の能力を持つ呪文を手札から唱えその解決時に追放することにより、
次のあなたのアップキープの開始時にマナを支払うことなく唱えてもよいという遅延誘発型能力を形成する能力です。
書いてある通り手札から唱えないと効果がなく、複数あるからといって反復の数だけ呪文が増えるわけでもありません。
またアップキープの開始時にいったんこの反復の能力がスタックに乗り、その解決時に唱えるかどうか決め、唱える場合、マナコストを支払わず唱える事ができる能力の為、アップキープの開始時に呪文をスタックに置く前に1回優先権が発生する事になる点に注意して下さい。
アップキープの開始時に対象が居る、もしくは居ない反復呪文に対し反復の能力がスタックに乗った後に発生する優先権の時に対象を除去される又は対象になる物をインスタントタイミングで出されると使えるはずの呪文が使えず追放領域に残ったり、使われないはずの呪文を使用されたりします。



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5.濫用
この能力が一番質問が多かったです。
タルキールブロックのキーワード能力ですが濫用の能力はあくまでCIP(戦場に出たときに誘発する)能力でクリーチャーを1体生贄に捧げてもよいという能力だけです。
処理としてはまず
(1)濫用を持ったクリーチャー呪文を唱える。
(2)解決されるとクリーチャーが場に出て濫用のCIP能力が誘発しスタックに乗る。
(3)濫用の能力が解決されるときにクリーチャーを生贄に捧げるかどうかと、生贄に捧げるのならどのクリーチャーを生贄に捧げるか決める。
(4)クリーチャーを生贄に捧げた場合「~がクリーチャー1体を濫用した時」の能力がスタックに乗る。
(5)それが解決されると初めてその能力が発揮される。
という手順です。

さて、まず(2)と(3)の間でその場に出た濫用の能力を持つクリーチャーを除去された場合、
濫用の能力(生贄に捧げるかどうかの部分)はスタックに乗っている為クリーチャーを生贄に捧げる事はできますが、
(4)のクリーチャーを生贄に捧げた時の「~がクリーチャー1体を濫用した時」の能力は発動しません。
このクリーチャーが場にいる状態で自身を含む何らかのクリーチャーを濫用により生贄に捧げて初めて発動します。
また濫用が解決され(4)の能力がスタックに置かれた後、その濫用を持つクリーチャーを除去したとしても(4)の能力はすでにスタック上にあるので解決時に能力を発揮します。
ややこしいので注意して下さい。



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5.上陸
戦乱のゼンディカーのキーワード能力ですね。
別に処理が難しいわけでもややこしい何かがあるわけでもありませんが、土地をプレイする行動はスタックを用いず処理される特別な処理の為、
メインフェイズに入ったアクティブプレイヤーのセットランドを止めるすべがありません。
それを止めたいならメインフェイズに入る前に破壊する必要があります。
またソーサリーを唱える事や瞬速のないクリーチャーを唱える事と同様に、
メインフェイズにスタック上にオブジェクトがなく優先権を持っている時にはセットランドできます。
なので上陸を持つパーマネントをアクティブプレイヤーが唱えた場合、
解決され場に出た後はアクティブプレイヤーに優先権が発生する為セットランドして上陸能力がスタックに乗るのを非アクティブプレイヤーが止める手段がない事に注意して下さい。
(破壊や除去では間に合わないので打ち消しが必要)




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6.欠色
戦乱のゼンディカーのキーワード能力です。
特性定義型能力と言われる能力で場にいる以外でも効果を発揮しています。
またマナにいずれかの色をコストに持つからと言ってその色というものではないので、
色を指定するカードの効果等は受けませんのでご注意を。
★をパワーやタフネスに持つクリーチャーの★も特性定義型能力なので墓地やライブラリーにあったとしても状況に
応じその数字である事になるので注意して下さい。



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7.占術
特に書くほどの事ではありませんが占術1を2回と占術2とでは全く意味合いが違います。
占術いくつを何回行うかに注意して行ってください。
間違うと場合によりエクストラカードルッキングに該当し罰則を受ける可能性があります。





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8.再生や軽減
再生や軽減能力は基本先撃ちです。
その為戦闘のダメージステップに与えられるダメージに対応するには、
遅くてもブロッククリーチャー指定時の優先権で行う必要があります。
再生や軽減は盾を装備して除去やダメージに備えるイメージで使用しましょう。




9.誘発型能力の話
普段遊んでいてもそうでしょうが「誘発忘れ」というのが結構起きます。
普段の一般レベルのイベントなら大した問題ではないですが、
グランプリ等の競技・プロレベルであればプレイヤーにとって有害であったり、
どちらかが一方的に損を又は得をする場合警告が与えられる事があります。
一般的に誘発型能力は他の違反と違って相手プレイヤーが指摘しなくとも違反にはなりません。
(他の違反は指摘しないと指摘しない側も違反になる事がありますのでご注意を)
効果が発揮されるかどうか選択できる誘発型能力については発揮されない事を選んだ扱いになるので大したことではありませんが、
する事が決まっている誘発型能力については処理が場合によって異なるのでジャッジを呼んで処理して下さい。
誘発型能力はざっくり書くと何らかの選択が必要か解決しないといけないタイミングを逃すまで、
もしくは視覚的に変化が起きるまでそのコントローラーは誘発を宣言する必要がない為、
律儀にいちいち宣言しなくとも誘発忘れにならない場合もありますので注意して下さい。
また対象を取る事は宣言しなければならない為対象を取る誘発型能力の場合は状況起因処理を行い、
優先権が発生する前に対象を宣言しないと誘発忘れになります。
解決時にマナを支払い効果を発揮するかどうか決めるタイプの誘発型能力で対象も選択も必要ない物の場合、
いったん優先権を放棄して対応を待ってから誘発型能力の解決時にそれを宣言する等の行動を取るプレイヤーもいるので注意が必要です。
(気になる人は大会前に「誘発忘れ MTG」で検索し目を通しておきましょう)




10.違反による無作為化の話
カードを見すぎたりアクシデント等によりカードの効果等ではないライブラリーの無作為化を要求される事がありますが、
そこで焦ってシャッフルしてしまうとさらなる悪い事態を招く事があります。
現環境では前述の通り占術がありライブラリーの下に送られているカードは「無作為」な部分とはみなされないからです。
従って占術で下に送った部分をよけてライブラリーを無作為化し、その後元の順番でよけたカードを元の位置に戻す手順が要求されます。
違反を犯すとどうしても焦ってしまうので冷静に自分が占術を行っていてライブラリーの下にカードを送っていたかどうか思い出し処理を行ってください。




11.癖や流れでやってしまう事
このコラムを見て頂いている人の中には普段カジュアルばかりで大きな大会にあまり参加しない人も多いのではないでしょうか?
普段の感じで癖や流れでプレイしてしまい思わぬ違反を取られる事があります。
ある程度時間を取りながら落ち着いてプレイして下さい。
アンタップからドローまで流れで行ってしまい普段ならとがめられない事でもカードの見すぎを取られてしまったり、
再生や軽減をダメージステップに行おうとしてクリーチャーを損したりする事も有るかと思います。
またカードを見たり自分の手札に触れたりしなければ見た、手札に加えたとは認められなかったりするので、
いったん見ずに机に置いて数を確認してから手札に加えるようにしてカードを引く事で、
違反を回避したりするプレイヤーもいますので落ち着いて一つ一つの処理を行うようにして下さい。






長々と書きましたが最後に私自身はMTGはどうあろうとゲームだと思っていますので楽しむことを忘れずにプレイして
頂ければいいなと思っています。

以上第16回夢案山子のMTG考察でした。

次回をお楽しみに。


※なお、私の勉強にもなるので何かご質問があればニューウィッチを通して言って頂ければ
ご返答できる機会があると思いますので、ご意見ご感想含めよろしくお願いします。
※(モテギ注:画像はイメージです)