みなさん、こんにちは。
NEWWITCH広報担当のモテギです。

「戦乱のゼンディカー」、スポイラーがちょこちょこ公開されていますね。
みなさんはお気に入りのカードを見つけることができましたか?
私は「怒りの座、オムナス」が気になっています。
能力もさることながら、絵がいいですよね。
ビルの谷間に現れた怪物みたいで。
カレーメシのキャラクターにも見えます。「ジャスティス!」
(前回エルドラージが好きと言ったことは置いといてください)

さて今回は「戦乱のゼンディカー」に収録されているプレインズウォーカーについて見て行きたいと思います。ジャスティス!は忘れてください。
ピックアップするプレインズウォーカーは
「オブ・ニクシリス」。
全てを失ったはずの彼が、なぜ戦乱のゼンディカーでプレインズウォーカーとして復活できたのか、気になるところですね。

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「オブ・ニクシリス」は最初、人間でした。
彼が誕生した次元では戦国時代と表現するのがふさわしいほどの、激しい戦争が何世紀にも渡って繰り広げられていました。
その中で人間時代のオブ・ニクシリスは勝利のためには全てを犠牲にする将軍として軍を率いていました。
ある日のこと敵対する勢力と裏切った部下によって挟み撃ちにされてしまい、絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。
そんな状態になってしまうと、日頃から残虐無道なオブ・ニクシリスは次々と部下に裏切られてしまい、最後まで従ってくれた部下2人と廃墟に逃げ込むはめになってしまいました。
向かい風のときについてきてくれる人こそ本当の忠臣ですね。極限状態のときこそ、その人の真価が問われます。

命からがら逃げ込んだ廃墟、実はデーモンを召喚するための儀式の場でした。
それに気づいたオブ・ニクシリスはためらうことなく、付き従ってくれた部下2人を殺害し、儀式の場にあった鉢を血で満たします。
最低です。私、こいつ、きらい。
デーモン召喚の儀式は成功し、古のデーモンが召喚されます。
そしてオブ・ニクシリスの望みを汲み取ったデーモンは世界を隅々まで滅ぼしてしまいました。

生き残ったオブ・ニクシリスでしたが、そんな状態で生活できるわけもなく、滅んだ世界を彷徨い続けました。
彷徨って10日目、自分と同じ格好をした存在と出会います。
その存在は、
「この世界の破滅は予定されていたことであり、この世界の破滅は8回目だ。ありがとう、これで次のおもちゃを作れるよ」
みたいなことをオブ・ニクシリスに言います。

悔しさと情けなさで、笑って泣いてを繰り返しているうちに気がつくと、オブ・ニクシリスはプレインズウォーカーとして覚醒していたのでした。
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プレインズウォーカーとなったオブ・ニクシリスは様々な次元を渡り歩いてはあらゆるものを手に入れようとして、そして実際に手に入れていました。プレインズウォーカーになってもクズはクズですね。
そんな略奪行為を繰り返しているうちに「鎖のヴェール」の話を聞きつけます。
その強い力に魅せられたオブ・ニクシリスはそれをも手に入れようとします。しかし、じつはそれは罠であり、オブ・ニクシリスは鎖のヴェールの呪いにより、デーモンになってしまったのでした。



オブ・ニクシリスは呪いを解くためにマナが豊富なゼンディカーの次元へと飛びます。
しかし、あの「エルドラージ」を封印した「ナヒリ」がゼンディカーを守っていました。
そのナヒリの攻撃に対して為す術がなく、倒されてしまったオブ・ニクシリスは額に「面晶体」を埋め込まれてしまいます。
それと同時に呪いは消えましたが、デーモンになったときの翼は落ち、そしてプレインズウォーカーとしての力も失ってしまいました。
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それからというものオブ・ニクシリスは長い間、面晶体について研究を続けていました。最終的に面晶体については作ったナヒリの次に詳しいというところまで到達することができたのでした。

次は額に埋め込まれた面晶体を取り出さなくてはいけません。
オブ・ニクシリスは泥にまみれながらも必死でその方法を探りました。
ゼンディカーはプレインズウォーカーにとって魅力的な土地です。
何人ものプレインズウォーカーが訪れています。
彼らの案内役を買って出ることにより、面晶体を額に埋め込まれたデーモンがゼンディカーにいるという情報を様々な次元に拡散するようにしました。
今ならtwitterを使えば一発なような気がしますけどね。

そしてついに額の面晶体を取り出そうとするプレインズウォーカーが現れました。

それは画面の前のあなたたちです!
ちょっと分かりづらい説明でしたが、マジック2015ーデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズというゲームを遊んだことのある方なら敵キャラとしてオブ・ニクシリスが出てきたことを覚えているかと思います。
ヴェールの呪いに侵されていた「ガラク」を抑制するためにオブ・ニクシリスに埋め込まれていた面晶体を摘出し、使用するという感じです。

まんまと面晶体の摘出に成功したオブ・ニクシリスは気づかれないようにある程度キチンと戦い、適当なタイミングで沼の中に倒れこみました。
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面晶体がなくなり、再度プレインズウォーカーとしての力を手に入れたオブ・ニクシリスはこちらです。
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以上、簡単ですが新たなプレインズウォーカー「オブ・ニクシリス」のお話でした。
端から端まで悪者っぽい感じですね。ただ目的のためには手段を選ばないところはすごいと思います。彼の場合はそれが自己中心的な考えに基づいているからダメっぽく見えるのでしょうね。


「嫌なやつは沢山いる。ただそいつの全てがダメなケースは極めて稀だ」
ーーーNEWWITCH広報担当 モテギ